ネットで「猛暑時には明らかに気持ち悪い熱風になったらハンディファンの使用を控えてください」とメーカーが注意喚起をしているという記事がありました。
風を当てて何が悪いのかな???と不思議に思う方もいるかもしれませんね。
その理由は扇風機などで風を当てると涼しくなるメカニズムと関連しています。
扇風機で風を作ると空気の温度が低くなるわけではありません。
体温が高くなると皮膚の外側の空気も温められてしまうのですが、風を当てると皮膚面の空気が運び去られて風として届いた空気が肌の周りにやってきます。
この時風として届いた空気が皮膚面の元の空気より温度が低いと涼しく感じるのです。
逆を言えば、体温と同じくらいの風を当てても涼しさは感じませんし、体温以上の風であれば暑さが増してしまうことになります。
ただし、皮膚面を冷やした布などで覆っておけば、当たる風が高い温度でも濡れた布の水分を蒸発させるときの気化熱で涼しくなります。
本当に暑い日には、シャツや帽子を濡らして団扇(うちわ)やハンディファンで風を当てるのが正解ですね!!