つれづれ


病気の時は症状が軽くても病児保育が基本です

投稿日時:2024/06/04 17:40


咳や鼻水、下痢などの症状があっても、熱も無くて元気もある場合には、保育園はどうしますか?
「元気なんだから、いつも通り行っても問題ないでしょう」と思われる方も多い、いや場合によってはそう指導するDrもいるかもしれませんが、本当は難しい問題なんですよね。

皆さんがいつも預けている保育園は「元気なお子さんの保育をする場所」です。
一人一人に合わせて一日を過ごしてもらうわけではなく、園が決めたスケジュールに子どもが合わせて頑張る場所です。
鼻がズルズルしている子どもがいてもお家のように鼻吸いをするわけではなく(垂れたら拭いてはくれるでしょうが)、下痢をしていてもお腹に優しい食事が出るわけでもお尻を洗ってくれるわけでもなく、「特別な配慮は無し」が原則です。

そういう面から考えると、病気としては「軽い」であっても、病人としては「しんどい」一日を送ることになるのは当然で、場合によっては症状が悪化してしまうことも覚悟する必要があるのです。

ではどうしたらいいのでしょう?
そういう時のために「病児保育・病後児保育」があります。
費用(むつ市の場合1日2,000円程度)がかかったり、人数の制限があったりするのが難点ではありますが、通常保育とは違って、ジジババに預けたのと同じように、その子の体調に合わせて一日のスケジュールを調整してくれますから、身体への負担は非常に小さくなります。

「保育園に行ってもいいか?」の基準は、保育園がお断りしてくる「熱がある・元気がない」ではなく、「特段の配慮がなくても問題なく過ごせるか?」が基準です。
どうしようかな?と迷った時は、ためらわずに病児保育を利用することを考えましょう。

そして、病児保育が誰にでも気軽に使える制度となるように、市に対して「無料化・枠の拡大」を求める声を保護者からも上げていただければと思います。

 



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