つれづれ


インフルエンザに罹患した場合、予防接種は不要ですか?

投稿日時:2023/10/30 11:04


今年はインフルエンザの流行が非常に早くに訪れ、むつ市でも学校を中心に大流行となり、型が判定できた人は全てがA型でした。
ちょうどワクチン接種の時期と重なったこともあり、「今年はもうインフルエンザに罹ってしまったのですが、ワクチンをやる必要はありますか?」と質問されることがあります。

答えは「YES!やってください!!」です。

人間に流行するインフルエンザにはA~C型があるのですが、実際に問題になるのは、A型の2種類:pdm09(H1N1)・香港(H3N2)と、B型の2種類:山形系統・ビクトリア系統の4つです。
この4つはそれぞれが別の病気と言っても良いくらいの違いがあるため、流行すれば人によってはワンシーズンに4回インフルエンザに罹患する可能性があると言えます。

そのため、たとえインフルエンザに罹患しても、他の型のインフルエンザの予防(主には重症化予防)のためにワクチン接種をすることが勧められます。
実際に今年のA型はpdm09と香港の両方がウイルス同定で確認されているということなので、むつ市でもA型の二度罹りが起きる可能性も否定できません。

インフルエンザワクチンについては、新型コロナも含め、他の予防接種との間隔は不問ですので、ぜひ接種を行ってください。


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