つれづれ


新型コロナが再増加、他の発熱疾患も多数出ています!

投稿日時:2023/05/16 13:52


GWが明けて新型コロナ感染症の感染症法上の分類が2類相当から5類に変更されました。
この変更によって、新型コロナの行政による検査(抗原検査キットの配布も含め)や診療費の公費負担が無くなっただけではなく、感染者や濃厚接触者に対する行動制限も求めないこととなりました。
GWで人流が増えることから感染者の増加が懸念されていましたが、案の定むつ病院のHPによれば先週5/8~14には15歳以上を中心に新型コロナが34名(うち小児は5名)出たそうです。
他にもインフルエンザやマイコプラズマ肺炎、RSウイルス感染症などの発熱疾患も報告されていて、どんぐりでもマイコプラズマやRSの診断となった方が複数いました。
今後しばらくは新型コロナ感染リスクが高い状態が続くと思われますので、体調が悪い時には登園登校や出勤を避け、予め連絡の上で医療機関を受診するようにしてください。
新型コロナの検査を医療機関受診後に行うことも可能ですが、動線や時間帯の分離などが必要で、受け入れられる人数が制限されるなどの可能性が高くなるため(どんぐりでも同様です)、できるだけ市販の抗原検査キットを用いて自宅での検査を行うことをお勧めします。
検査キットの性質上、発熱当日の検査は偽陰性となる可能性が高いため、最低でも12時間以上あけて(簡単に言えば翌日)検査をすることが必要です。
検査が陰性であれば通常の対面診療となり、診察の上で必要に応じて他の疾患の検査を行い、処方をすることになります。
陽性の場合には、医療機関によって対応が違いますが、通常の患者さんとは別動線での診療(場合によっては駐車場で)となります。
新型コロナの治療薬は中等症以上や、軽症でも高リスクの方が対象となるため、どんぐりでは取り扱いをしていませんので、対症薬(症状を軽減する解熱剤など)のみの処方となります。
幼稚園や学校に通うお子さんの場合、学校保健安全法によって「発熱から5日間経過し、かつ解熱後1日以上経つまで」が登園登校禁止の対象となりますが、感染力は10日程度は続くという報告もありますので注意が必要です。


Powered by Flips