明らかな発熱や元気がない、症状が辛そうなどという時には、誰もが「まずは安静が大事」と考えてくれるのですが、そうではない時には「このくらいなら登園・登校しても大丈夫ですよね？」と聞かれることがよくあります。
でもちょっと待ってください、この「大丈夫」っていうのは何を基準にした話なのでしょう？？
その症状が「園や学校に登園・登校を断られないか」ということなら、おそらく大丈夫でしょう。
でも「子どもにとって負担にならないか」となると、必ずしも大丈夫とは言えません。
それは保育園や学校は「病気（急性の）の無い人が来る」前提で運営されているからです。
分かりやすい例を一つ挙げれば、お子さんが下痢をしている時に、皆さんはどんな食事を作るでしょうか？
柔らかめのうどん？消化によさそうな煮魚？？まさか唐揚げとかカレーとかお刺身なんて考えませんよね。
でも園や学校では給食の献立がカレーなら、お腹を壊していてもそれを食べなくてはいけません。
自宅なら配慮をしてあげられるので元気に過ごせる状態でも、配慮無しの園や学校でも大丈夫とは限らないということです。
そんな時には、生後6ヶ月から小学校3年生までのお子さんなら「病児保育」があるのを思い出してください。
お子さんの状態に配慮をして一日を過ごさせてくれるので、通常生活に戻るための中間的なステップになります。
むつ市には「おひさまルーム」（NPO法人ひろば）と「ひだまり」（星美幼稚園）の2カ所があり、一人1日2,200円で利用できます。
残念ながら1か所につき1日3名までなので、子育て支援として預かり人数の拡大と無料化が進んでくれるといいなと思っています。（皆さんの声を市長に届けるのがいいかもです）
