つれづれ


大人用シートベルトは身長145cmを超えてから!!

投稿日時:2022/05/23 11:24


北海道で右折車を避けようとした自動車が路外に転落して助手席の小学3年生が車外に投げ出されて意識不明の重体というニュースがありました。
同乗していた両親や兄とその友人も骨折などの重傷を負ったようですが、命に係わる怪我ではなかったようです。
自動車事故で「車外に放り出される」のは大多数が後部座席でシートベルト等を着用していないケースなのですが、今回は助手席ということでシートベルトを使用していたようですが、警察は「シートベルトに対して男の子の体が小さく、車外に投げ出された可能性もある」として調査しているとのことです。

小さいお子さんにチャイルドシートを使用するのは一般的になりましたが(ただし助手席に装着するのは危険です)、法律上の義務である6歳を超えたお子さんにジュニアシートを装着しているのはまだまだ少なく、車のシートベルトを使っていることが目につきます。

でもちょっと待ってください。
車のシートベルトの安全基準はどのようになっているかを知っていますか?

自動車メーカーは、身長145cm以上の「大人」がシートベルトを装着している前提で、各種の衝突テストなどを行い、安全性を評価しています。
つまりそれ以下の身長の人が装着した場合には安全が保障されないということです。
具体的には、今回のようにシートベルトをすり抜けてしまったり、シートベルトが肩から胸ではなく首にかかって重大な事故になったりする可能性があるということです。

ちなみに平均身長が145cmに達するのは小学校6年生くらいになりますので、小学生の間はジュニアシートを使用するのが基本と考えると良いですね。
もちろん、子どもが乗る座席は事故の時に安全な後部座席なのは年齢に関係なく同じですのでお忘れなく!


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