今月中旬になって、むつ市でも爆発的な感染状況となってしまいました。
感染の中心はやはり集団生活を行う保育園・学校などになっています。
以前は保健所が全例の詳細を把握して濃厚接触者の特定や行動制限の指示などを行っていましたが、現在では全数把握は小学校以下とハイリスク施設、感染者発生世帯に限定され、中学校・高校や職場に関しては学校・職場が各自で判断することになってしまいました。
そのため、濃厚接触者に該当するはずの人がその事実を知らずに通常生活を送っている可能性も十分考えられ、「発熱やカゼ症状=コロナを疑う」ことの必要性が出てきています。
どんぐりでは、予約の電話を受けた時に詳細を確認して、
1.小学生以下については、家族や周囲に医療機関未受診の発熱・カゼ症状を有する人がいたり、通っている学校や園でコロナの発生がある場合には、むつ総合病院発熱外来受診を勧める
2.中学生以上で発熱や強い喉の痛みなどがある場合は、周囲に感染者がいなくても発熱外来受診を勧める
ということを原則として対応させていただいています。
なお、2週間以内の市外との往来の有無もお聞きしていますが、これに関しては「コロナ感染者との接触が疑われる場合」を除いて予約を受け付けることとしていますので、安心してお電話ください。
市中感染の可能性が誰にでもある状況となっていますので、他人との距離を保つ、他人と接触するときはマスクを着用する、こまめに手指消毒を行うなどの感染予防対策をしっかりと継続して、症状が無くても市外との往来があるなど感染を心配する必要のある場合には、積極的に市(県)の無料検査を受けるなどして、出来るだけ制限の少ない日常生活を行っていきたいものですね。